内田洋子著『ボローニャの吐息』(2/22刊)で、日本人の知らないイタリアを堪能する!!

 

 卓越した文章に人気の高いエッセイスト・内田洋子さんの新刊『ボローニャの吐息』のテーマは「美」。それも、イタリアの日常の中に見る<美しいということ>を流麗な筆で、深い思索に満ちた随筆にまとめています。

 なぜイタリアの日常の美を描けるかといえば内田さんは、東京外語大学イタリア語学科を卒業し、留学時代と合わせてイタリア在住30余年におよび、まさにイタリアを肌で感じ、見て、暮らしているからです。

 前作の『ミラノの太陽、シチリアの月』(文庫坂2015/10/6刊)では、イタリア人の「家」にまつわるドラマティックな随筆を描き、単行本の発売(2012/10/31刊)と同時に新聞、雑誌ほかで大きな話題となり、即重版となりました。

 現在は、ミラノやヴェネツィアを拠点に執筆活動をしている内田さんですが、今作品はミラノ、ボローニャ、カプリ島、ヴェネツィアなどを舞台に、その土地ごとの日常生活の中に見つけた音や色、味覚、匂い、手触りを通して、イタリアの<美しいということ>の源を探る作品を描いています。

 雨に沈むヴェネツィアで思い出すピアニストの人生「雨に連れられて」、少女の思春期独特の悩みから、ブレラ美術館に飾られる絵の隠されたメッセージを説き明かす「接吻」、盗み出された名画の数奇な運命を辿る「それでも赦す」など、どれもが思いも寄らぬ展開に驚かされる作品ばかりの15編からなっています。

 タイトルにあるボローニャは、世界最古のボローニャ大学がある都市として知られ、毎年世界的なブックフェアが開かれるところでもあります。この静かな文化都市で起こった悲劇と救い、そして日本人画家が巻き起こした〈騒動〉とはなんだったのか。タイトル作でもある『ボローニャの吐息』には、イタリア人の血に流れる美意識とは何か、日本人の美意識とは何かがそこに凝縮されています。日本人の知らないイタリアをぜひ今作品で味わってください。

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内田洋子著『ボローニャの吐息』(2/22刊)で、日本人の知らないイタリアを堪能する!!