早くも予約殺到!『アメリカ大統領を操る黒幕:トランプ失脚の条件』(小学館新書:2/15刊)

 

アメリカ第45代大統領に就任したドナルド・トランプは就任早々、過激な発言を繰り返し、それを連日のようにアメリカをはじめとするメディアが批判しています。しかし、トランプ自身は選挙戦の頃から繰り返し、言っていた公約を守っているに過ぎません。なぜ、メディアは一向にトランプ批判をやめないのか。それはメディアもエスタブリッシュメントの一部で既得権益者であるからだと著者の馬渕氏は看破します。さらにはヒラリーではなく、トランプを国民が選んだことを「革命」でもあるとも言います。
これまでアメリカを牛耳ってきたのは、ネオコン(ネオコンサバティズム:新保守主義)と軍産複合体、そしてバックにいる国際金融資本です。戦争をすれば軍事産業が儲かる。しかし、戦費を調達するには国際金融資本の協力なしでは何もできない。ヒラリーがウォールストリートの手先であり、エスタブリッシュメントの代弁者であったことはよく知られています。そうした政治に飽き飽きした国民が型にはまっていないトランプに懸けたのです。
実のところ、トランプもヒラリーも昨年春先に元国務長官だったキッシンジャーの元を訪れています。彼は90歳を超える高齢ですが、今もアメリカ政界に大きな力を持っています。つまり、キッシンジャーがお墨付きを与えたということです。そして、キッシンジャーの後ろにはデービット・ロックフェラーが控えています。彼も101歳ですが健在です。よく、共和党と民主党は政策などが全然違うと言われていますが、アメリカの本当の支配層たちから見ればどちらでも構わないのです。どちらの陣営にもお金を寄付し、大統領になった方へ息のかかった者たちを送り込めば、大統領を操れるというわけです。
だから、トランプにしてもすべて思い通りの政策をゴリ押しすることはできません。絶対不可侵の「虎の尾」があります。これを不用意に踏むと政治的にも、生物的にも命を失いかねません。
それはリンカーン、ジョン・F・ケネディといった実際に暗殺された大統領、アンドリュー・ジャクソン、ドナルド・レーガンのように暗殺されかけた歴代大統領たちには、ある共通点があります。見事なくらい一致しています。
今回のヒラリーとトランプの戦いは「グローバリズムVSナショナリズム」の代理戦争でした。アメリカの支配者層は世界を「ワン・ワールド」にしようというグローバリストたちです。自分たちの野望をこのまま諦めるとは思えません。どのような謀略を仕掛けてくるか、わかりません。そしてトランプがどこまで抵抗できるか、または軍門に降ってしまうのか。
今後の世界、そして日本の未来を占うためにもトランプの手腕にかかっています。
馬渕氏は、アメリカはもちろん、イスラエル、ロシア、イギリス、ウクライナなどに駐在経験のあるキャリア外交官です。マスメディアで伝えられる一方的な報道に惑わされることなく、違った視点で様々な出来事・事件を見ると、まったく別の問題が浮かび上がってくるはずです。

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著者プロフィール◆馬渕睦夫(まぶち・むつお)
1946年、京都府生まれ。京都大学法学部3年次在学中に外務公務員上級試験に合格し、同大中退。1971年、研修先の英・ケンブリッジ大学経済学部卒業。外務本省では、国際連合局社会協力課長、文化交流部文化第一課長等を歴任後、東京外務長、(財)国際開発高等教育機構専務理事を務めた。在外では、イギリス、インド、ソ連、イスラエル各大使館などに勤務。2000年、駐キューバ大使、2005年、駐ウクライナ兼モルドバ大使を経て、2008年11月、外務省退官。同月防衛大学校教授に就任し、2011年3月、定年退職。著者に『世界を操る支配者の正体』(講談社)など多数。
 

 

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