柴門ふみの『老いては夫を従え』(12/20刊)は、老いゆく日々を笑いに変えるエッセイ。

 

「なんだか、なんでも忘れるようになって」
「腰が痛い~」
「白髪が増えたかも・・・・?」
どきっ。ずきっ。
誰もが経験ある「トシを感じる瞬間」。
でも、歳を重ねることは、悪いことばかりじゃないのです。

たとえば、明るい照明のなか、老眼鏡をかけたまま
鏡に映る自分を見てしまった・・・・。
顔には、無数のしわやシミ。
その時に、ショックは受けるかもしれませんが
「ああ、いつもは老眼鏡をかけていないから、まったく気にならない。
老眼も、悪いことばかりじゃないなあ」
と、発想を変えれば、歳をとることも、悪いことばかりじゃないのです。
誰でも歳はとっていくのだから、そこに無駄な抵抗はせず、
老いていく自分自身を笑いに変えていきましょう~!!

そんな、歳を重ねることを怖れず抗わず楽しむ術が満載の「人生の教科書」ともいえる前向きエッセイ全27編。

皮膚科では「老人性」を連呼され、老眼鏡は片時も手離せなくなり、病院の予約時間はすっかり勘違い、数々の言い間違いに物忘れ……。
著者が「老い」を実感した出来事が、次から次へと、ときに毒舌を交えながら軽妙に綴られています。
その一方で、体調の急変で倒れ救急車で運ばれた話や、自身の乳ガン闘病記まで、考えさせられる話もぎっしり。
「ああ、あるあるある」と共感したり、思わず声を出して笑ってしまったり、時にはホロッと泣けたり。
著者と同年代、または年上の読者には「あるある!」が満載。
うなずいたり、笑ったり、ほのぼのしたり……、読んでいるうちに、気持ちがどんどん元気になってきます。

また、これから「老い」を迎える方にも、是非読んでいただきたい一冊です。
日頃はネガティブに感じる「老い」も、笑えるポジティブなものに感じられる意識改革が起こるはずです。

人生、まだまだ、これから!!
楽しく行きましょう!生きましょう!

誰だって歳をとるのです。一世を風靡した「東京ラブストーリー」のリカとカンチも50代。すっかりオトナになりました・・・・・・

(C)柴門ふみ/小学館

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◆著者プロフィール◆柴門ふみ(さいもん・ふみ)

漫画家。エッセイスト。1957年徳島県徳島市出身。代表作に「あすなろ白書」「東京ラブストーリー」「同窓生」など。テレビドラマ化され話題となった作品多数。また、恋愛のエキスパートとして、『恋愛論』など女性向けのエッセイ著書も多数ある。近著に「ほっこりおうちごはん」(小学館文庫)、「大人恋愛塾」(新潮社)、「美は乱調にあり」(文藝春秋)など。2017年1月12日にコミック「東京ラブストーリーAfter25years」発刊予定。
 

 

 

柴門ふみの『老いては夫を従え』(12/20刊)は、老いゆく日々を笑いに変えるエッセイ。