酒井順子著『裏が、幸せ。』(2015/2/25刊)をきっかけに、日本海側の多くの県が盛り上がっています!

 

 昨年春の刊行時にも多くの新聞・雑誌で紹介されて話題となった、エッセイスト・酒井順子さんの『裏が、幸せ。』が、今、再び注目を集め、2016年6 月に増刷となりました。

『裏が、幸せ。』は、酒井順子さんが、長年、日本海側の地域を取材して感じたことをもとに、観光、民藝、政治、祭り、文学、幸福……などをテーマに幅広く日本海側の地方について描いたエッセイです。

 日本海側=「裏日本」という言葉は、長らく使用しないほうがいい表現とされてきましたが、東日本大震災以降、太平洋側=「表日本」を中心にした経済発展重視で本当によかったのかという価値観への疑問もあり、私たちが忘れてはならない大切なものは裏=日本海側に残っている、ということを本書は教えてくれました。

「よくぞ、言ってくれた!」「日本海側の新たな魅力を教えてくれた!」と、特に日本海側の地方在住の方、出身者の方を中心に、多くの反響をいただいたなかで、ある日、福井新聞東京支社・営業部長の野口邦治さんから『本の窓』編集部に電話をいただきました。

 日本海側の有志6新聞社(東奥日報社、秋田魁新報社、新潟日報社、福井新聞社、神戸新聞社、山陰中央新報社)と、7府県(青森県、秋田県、新潟県、福井県、兵庫県、鳥取県、島根県)が共同で日本海側の暮らし、観光、UIターンをもりあげるプロジェクト「日本海スタイル」が発足すること。そのプロジェクトの構想に、『裏が、幸せ。』の内容がぴったりであること。ついては、ぜひとも酒井順子さんに「日本海スタイル」のナビゲーター役をお願いしたいとのこと──これらがご依頼の主旨でした。

 酒井さんのご快諾を得て、7月1日、「日本海スタイル」のスタート時には、東京メトロのタブロイド紙『メトロガイド』と、参加7社の新聞紙面に酒井順子さんのインタビューが掲載されました。

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▲プロジェクト参加各紙は、それぞれ大きく報じました。

 さらに7月7日〜17日には、東京・新丸ビル「丸の内ハウス」にて、「日本海スタイルカフェin 東京」というイベントも開催。各県の食べ物や情報が集まり、各県の魅力が発信されました。7月9日には、「裏って、幸せ?」というテーマで酒井順子さんと、福井県にアトリエをもつイラストレーターの松尾たい子さんのトークショーも行われ、日本海側の県への旅や暮らしについての幅広い内容で、会場を大いに沸かせました。

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▲7月9日のイベントでは、会場が大いに盛り上がりました。

日本海スタイル」では、今後も参加各紙が地元の情報を発信、イベントも開催予定です。

 けっして派手ではないけれども、じわじわとその奥深さに魅了される日本海側の街と同じように、『裏が、幸せ。』も広く多くの人に読まれ続けていきそうです。

 

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酒井順子著『裏が、幸せ。』(2015/2/25刊)をきっかけに、日本海側の多くの県が盛り上がっています!