“今日は会社休みます”って大丈夫なの? 人事担当者も必読! 4/19発売『身近な人がうつかなと思ったら読む本』

 

<ある会社員たちのつぶやき……>

じつは、うちの息子が不登校になってしまったんです。数年前に、大学の先輩のお子さんが中学で不登校になったという話を聞いたとき、うちの子だけはそんなことにはならないだろうと思っていたのですが……。
息子は中3の夏休みに昼夜逆転していて、でもそれは長い休みだからと大目に見てスルーしていました。今から考えると、受験なのに塾をサボったりちょっとおかしかったかも。高1になって2学期から突然学校に行かなくなってしまい、妻もイライラして朝から息子を怒鳴り散らして、もう家庭崩壊ですよ(苦笑)
でも、最近、まわりでも不登校のお子さんを抱えるご家庭が多いようです。どうしてなんでしょう。子どもに過大な期待をかけたりしてなくても、円満な家庭でも起こりうる。当事者としては全く原因不明ですよ。

うちの社でも、原因不明の出社拒否ってのあったなあ。よくみんなでランチなども一緒に行っていた先輩で、普段から冗談を言いあったり、仕事のことも普通に話したりしていたのに、ある日突然、医者の診断書を持ってきて、人事に駆け込み、以来、病欠扱いに。その前の晩に、僕らと一緒に楽しく居酒屋で飲んでいたんですよ。それが翌日いきなりですからね、びっくりポンですよ。あんなに元気で明るくて、何の悩みもなさそうだった人が、いきなり長期の病欠なんておかしい。
彼が休んでいる間、僕らはその分をカバーしなくてはならず、仕事が増えて、かなり厳しい日々が続きました。「あの人のせいで残業が増えたんだよ」と文句を言う同僚の気持ちもわかります。結局、その先輩は3か月会社を休んで、次の異動で別の職場に移ってしまいました。でも、そこで半年後、昇格したんですよ。ったく、なんだかなあ。

うちの家内、なんだか最近、暗いんです。私が帰宅しても、お帰りのひと言もないし、朝もなかなか起きてこない。放っておけば、平日でも10時くらいまで寝ているみたいなんです。
たまに夕食後に話をしていても、突然、不平不満を言い出し、泣き出すし。「考えすぎだよ」とか言って慰めても、逆ギレされる始末。
昔はよく笑う女性だったのに、子どもができてから笑顔が少なくなったかなとは思っていました。でも、育児ノイローゼには見えなかったし、掃除や洗濯もちゃんとこなして、子どもも普通に成長していくし、何の問題もなかったはずなんですが。
そういえば、最近、夜寝る前の時間帯に、録画したテレビ番組をずーっと見ていて、その表情がしかめっ面で、妙だなあとは思ってました。あれは何かのサインだったのでしょうか。

人事部の私は、立場上あまり話せないんですがね。いますよ、うちの社にも。うつの人やうつっぽい人、何人もいます。ちゃんと自分で病院に行って診断書を持ってくる人はまだいいんです。軽症とも言えるから。
酷い場合は、なんの連絡も取れずに無断欠勤が続き、私たち人事の人間が自宅を訪問するんですよ。玄関のチャイムを鳴らしても、中にいるのに出てこないから、何度も通います。いやあ、中学校の先生とかの気持ちが少しわかるような気になりましたよ。
でも、我々の仕事は事後処理みたいなもの。そうなってしまう前に、職場の上司にちゃんと気付いて対策をとって欲しい。なかなか普段一緒に仕事をしていても、そういった異変には気付かないものなんでしょうが。


こんなビジネスマンのぼやき、いえ、これも一種の悩みですよね。こうした声に応えるのが、今回発刊される『身近な人がうつかなと思ったら読む本』。
ベストセラーとなった『感情的にならない本』(新講社)の著者で精神科医の和田秀樹先生が、ケーススタディでわかりやすく解説します。家族や同僚が心配になったら、読んでみると何か解決策が見いだせるかもしれません。
また、50名以上の企業に義務化された厚生労働省のストレスチェックも全問掲載。企業人事担当者も要チェックの指南書です。

「今日は会社休みます」なんて、部下から電話がかかってきたら、ちょっと気にしてあげたほうがいいかもしれませんよ。

本書の内容はこちら


著者プロフィール◆和田秀樹(わだ・ひでき)/1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカのカール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、浴風会病院で老年精神医学の研鑽を積む。国際医療福祉大学大学院教授。一橋大学経済学部非常勤講師、川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。『感情的にならない本』『受験のシンデレラ』など著書多数。

 

“今日は会社休みます”って大丈夫なの? 人事担当者も必読! 4/19発売『身近な人がうつかなと思ったら読む本』