綿密な現地取材、冷静な現状分析だから類書と一線を画すと激賞!!発売2か月で続々増刷!三橋貴明著『中国崩壊後の世界』(2015/12/01刊)

 

 発売即大増刷、わずか2か月で4刷3万部を超えた本書は、著者の三橋氏が「拘束覚悟」で中国を訪れ(実際に大連国際空港から中国入りした際に、三橋氏のみが身元チェックされた)、現地で暮らす要人らに綿密なインタビューを重ねた意欲作である。

 内モンゴル自治区・オルドスでは、異様なほどインフラが整い、高層ビルやマンション群が立ち並びながらも、人だけがいないという異様なゴーストタウンを目の当たりにした。その一方で、共産主義国家を標榜しながら、共産党とつながる一部富裕層が暮らす超豪華別荘を「公安」が守るという、資本主義国では考えられない「ゲーティッド・コミュニティー」が存在するのだ。まさに中国の歪んだ姿の象徴である。

 不動産バブルに続き、株式バブルも崩壊したことはご承知の通り。でたらめだらけの中国の各種統計の中でも、比較的信頼できるとされる鉄道貨物輸送量が10%以上も落ち込んでいるのに、経済成長率は6・9%というのは摩訶不思議というほかない。

 中国の鉄鋼産業における設備稼働率は65・8%。完全に供給過剰だ。不動産バブルが崩壊した今、鉄鋼の供給過剰を国内で吸収することはできない。だからこそのアジアインフラ投資銀行(AIIB)であると考えれば、中国政府が躍起になるのも納得がいく。

 そして、中国経済の大失速によって、資源輸出国である豪州、ブラジル、カナダ、ロシアなどが大打撃を受け、中国に依存してきた韓国に至っては、IMF(国際通貨基金)管理下に置かれたアジア通貨危機のときよりも経済が落ち込んでいるほどの惨状だ。

 現地取材に加え、公表されたデータを丹念に読み解き、中国の現状を冷静に分析したところが、感情論で中国への敵意をむき出しにする類書とは一線を画している。様々なメディアでも取りあげられ、ネットなどでは「迫真のルポルタージュ」などと激賞されている。

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綿密な現地取材、冷静な現状分析だから類書と一線を画すと激賞!!発売2か月で続々増刷!三橋貴明著『中国崩壊後の世界』(2015/12/01刊)