『日本名城画集成~知られざる城郭画家が描いた美しい復元鳥瞰図』昭和中期に伝説の城郭画家がいた!

 

荻原一青(1908~75)という城郭画家のことは、今日ほとんど知られていませんが、生涯にわたり精密な城の復元図を描き続けた、とてつもない人です。兵庫県尼崎市に生まれ、尋常小学校を卒業後、大阪で友禅画の修行を9年。23歳で尼崎に帰り、尼崎城址の荒廃に心を傷めます。そして全国の城をめぐり、古写真や資料を集め、城の復元画制作を決意。
戦前に100城を越える絵を描きましたが、昭和20年の尼崎空襲で妻子を亡くし、城の絵も失ってしまいます。それでも、戦火で失った城への思いを捨てず、城郭画を描くことを人生の目標に定め、日雇い労働者となり、日銭がたまると全国の城を訪ね、城郭画制作に没頭しました。
本書は、荻原画伯の遺した109城、180図を、日本を代表する城郭研究家の西ヶ谷恭弘氏の解説文と共にまとめた本です。天守はもちろん、御殿や塀、松の木までも綿密に考証して再現された城郭画は質量とも空前絶後! 友禅画家だった画伯らしい精緻で美しい復元鳥瞰図を、じっくり鑑賞していただきたいです。

荻原一青写真 

荻原一青(おぎはら・いっせい)

 

福井城 

福井城の復元鳥瞰図

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同日に、『城のつくり方図典 改訂新版』が発売されます。

 

『日本名城画集成~知られざる城郭画家が描いた美しい復元鳥瞰図』昭和中期に伝説の城郭画家がいた!