「ゴルゴ13」連載前に描かれた、さいとう劇画の“発火点”!! 劇画の歴史はここから始まった!! 『007』シリーズ全4巻

 
さいとう・たかを氏の画業60周年を記念して、同氏が1968年に弊社より刊行した『007』シリーズ計4作、『死ぬのは奴らだ』『サンダーボール作戦』『女王陛下の007』『黄金の銃を持つ男』が完全復活!!

 このシリーズは『ボーイズライフ』誌にて1964年から連載されたもので、スピード感溢れるストーリー展開と斬新な絵柄で一世を風靡した作品です。

 『ゴルゴ13』連載前に描かれた、“劇画の原点”とも呼べる作品で、さいとう氏の思い入れが深く、読者からも評価の高い伝説の名作です。以前に刊行されたものは現在絶版で、古書店で高値で取引される事態になっています。

 そんな、さいとうファン垂涎の劇画版『007』シリーズを、映画『007 スペクター』公開に併せて刊行。英国諜報員ジェームズ・ボンドが“ゴルゴばり”に大活躍。手に汗握る、痛快活劇となっています!!

 1964(昭和39)年、当時中学生に圧倒的な人気を誇った総合雑誌『ボーイズライフ』で『007』の連載が始まりました。
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 当時、貸本屋対象の作品を中心に活躍していたさいとう・たかを氏に、イアン・フレミング原作のハードボイルド・スパイ小説の連載を依頼したのが『ボーイズライフ』誌小西編集長と野口副編集長。しかしこの人選にあたっては、当時の小学館社長の推挙があった、とさいとう氏が『007 死ぬのは奴らだ』巻末インタビューで語っています。

 映画007の第1作を観たさいとう氏が

「これ、劇画で描いたら面白いやろな」

と思っていたそうで、そんな絶好のタイミングでの連載依頼でした。

 まだ映画007シリーズ第1作『007は殺しの番号』もヒットしていない頃のことでした。

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 後年、映画『007 サンダーボール作戦』を観に行くと、連載した劇画とシーンが妙に一致したとか。

「お互い,絵になるところ考えるからなんだろうね」

 連載は大好評で“劇画”という言葉が一大ブームになり、さいとう・たかを氏には沢山の連載依頼が各誌から舞い込みました。

 翌年にはTVで人気のアメリカのスパイ・ドラマ『0011 ナポレオン・ソロ』の連載が『冒険王』で始まりました。

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 この007シリーズの成功が、連載47年に至る『ゴルゴ13』シリーズの原点となり、さいとう・プロの画になったと言われています。このエピソードについては『007 女王陛下の007』巻末インタビューでお愉しみください。

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 さいとう・たかを氏は劇画を描いて60年となりました。この記念碑的『007シリーズ』をあらためてご覧になれるチャンスです!

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007 死ぬのは奴らだ
007 サンダーボール作戦
007 女王陛下の007
007 黄金の銃を持つ男

 

「ゴルゴ13」連載前に描かれた、さいとう劇画の“発火点”!! 劇画の歴史はここから始まった!! 『007』シリーズ全4巻