オペラはメロドラマだ! 聖女?悪女?それとも魔女? ワーグナーの楽劇から「ゴッドファーザー」まで、名作の魅力を「ヒロイン」からひもとく、初心者も一気に読める音楽エッセイ『メロドラマ・オペラのヒロインたち』

 
 オペラは難しい、と思っていませんか? 

 オペラは筋書きのないドラマ、実は映画やテレビと同じように気軽に楽しめるものなのです。というのも、「メロドラマ」というと、「昼メロ」のようにベタでお涙頂戴の恋愛モノを想像しますが、語源は「メロディ」+「ドラマ」、つまりは「音楽劇」=オペラのこと。本来オペラとは、大衆が喜ぶたわいない恋愛劇を音楽で盛り上げたもの。映画やTVドラマと同じように「小難しく構えず、いかに素晴らしい音楽を味わい尽くすか」、これこそがオペラの鑑賞術に尽きるのです。

 本書では「椿姫」や「ワルキューレ」など、19世紀初頭からヴェルディ、ワーグナーといったオペラ黄金時代の作品を中心に、20世紀に入りオペラの衰退とともにミュージカル、映画へと変選していくメロドラマの音楽史をわかりやすく解説。時に脱線もしつつ、初心者も一気に読める内容となっています。

 著者の岡田暁生さんは京都在住。『オペラの運命』『西洋音楽史』など、クラシック音楽ジャンルでは異例のベストセラーを放ってきました。数々の受賞歴からも、音楽評論のトップランナーであることは明らかです。NHK Eテレ『スコラ 坂本龍一音楽の学校』出演では、わかりやすい語り口も評判になりました。お父上は生物学者の岡田節人(ときんど)京大名誉教授、奥さまは東京藝大声楽科出身、ご子息は現役京大生というエリート一家。愛猫のコモンちゃんが本の発売直前に事故で亡くなり、岡田さんの一番のヒロインだったコモンちゃんにこの本は捧げられています。

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著者プロフィール:岡田暁生(おかだ・あけお)

音楽学者。京都大学人文科学研究所教授、文学博士。1960年京都生まれ。『オペラの運命』(2001年度サントリー学芸賞)、『ピアニストになりたい!』(2008年度芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『音楽の聴き方』(2009年第19回吉田秀和賞)、『楽都ウィーンの光と陰』(小学館)、『すごいジャズには理由がある』(アルテス)ほか著書多数。

オペラはメロドラマだ! 聖女?悪女?それとも魔女? ワーグナーの楽劇から「ゴッドファーザー」まで、名作の魅力を「ヒロイン」からひもとく、初心者も一気に読める音楽エッセイ『メロドラマ・オペラのヒロインたち』