第5回日経小説大賞受賞の現役財務省官僚作家 早くも第3作目の小説『公器の幻影』(6/1刊)を上梓!

 

 昨年、大手都市銀行で初の女性管理職となった女性の苦悩と闘いを描いた小説「スコールの夜」で、第5回日経小説大賞を受賞した芦崎笙氏。

 現役の財務省キャリア官僚という経歴からかなりの話題を集めましたが、この5月に受賞後第1作目にあたる「家族計画」を発表、結婚することなく子どもを持ちたいという働く女性の試みと決断をテーマにした作品で、デビュー作と同じく女性を主人公とした小説でした。

 今回、刊行する「公器の幻影」は、著者としては初めての男性を主人公とした小説。

「政治家の首をとる」という野心に燃えた新聞記者の栄光と挫折を、新聞記者の経験があるかのようなリアリティあふれる鋭い描写できっちりと描いています。

 著者としてはこれまでにない重厚な内容の小説で、力も入っています。

 

<唯一、もう少し具体的な目標として謙吾の頭にあったのは、自分の書いた記事で大物政治家の不正を追及してクビを取ってみたいという野心であった。社会部で事件を追いかける記者にとって最大の勲章は、政治家、それも大臣や派閥の領袖クラスの大物の不正を暴き、辞任に追い込むことである>(本文から)

正義か、信条か、功名心か、巨大メディアの内側で揺れ動く人間の心情を鮮烈に描いた問題小説、是非インタビュー&書評等でお取り上げていただければ幸いです。

 

芦崎笙(あしざき・しょう)

1983年、東京大学法学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。

税務署長、大使館、金融庁、内閣官房などの勤務を経て、財務省大臣官房審議官。2013年、『スコールの夜』で第5回日経小説大賞を受賞する。

近著に『家族計画』。

『公器の幻影』は著者が発表する第3作目にあたる。

第5回日経小説大賞受賞の現役財務省官僚作家 早くも第3作目の小説『公器の幻影』(6/1刊)を上梓!