織田作之助賞 受賞『世界でいちばん美しい』著者・藤谷治さんのことば

 

織田作之助賞をいただくことができたのは望外の喜びです。これまで文学賞どころ
か、学校の皆勤賞も貰ったことはなく、「賞」というものには無縁の人生を送ってき
ましたので、余計に嬉しいです。
しかも『世界でいちばん美しい』で頂くことができました。これは2003年から共に仕
事をしている小学館の編集者と、殆ど十年をかけて結実した作品です。そもそも小学
館は何者でもなかった僕を小説家にしてくれた出版社ですから、記念としての意味も
小さくありません。
自作に対して、いつもはあまり自信の持てない私ですが、この作品だけは胸を張って
誰にでも示すことができます。
節目の作品に名誉を頂いて、目の前が大きく開かれたような気持ちがします。

藤谷治

著者近影

 

織田作之助賞 受賞『世界でいちばん美しい』著者・藤谷治さんのことば