女子レスリング【吉田沙保里】選手の母が明かす、壮絶な家族の物語。『泣かないで、沙保里』

 

 吉田沙保里選手の母・幸代さんが綴る、自らのがん闘病・夫の急死を乗り越え続く、母娘二人三脚の旅。リオでの衝撃的敗退の陰でふたりは何を語っていたのか。娘の幸せを願いながらいまだに葛藤し、そして娘とともに成長する著者の、「子育て激闘」の記録。メダルの裏に隠された母娘の愛に、誰もが感涙まちがいなし!

 

試合と人生はよく似ている

 

 やっと授かった「天使のような女の子」を3歳で「ファイター」にしなければならなかった母の思い。厳しい練習に耐え、「負け」を恐れない勇気をもって闘う娘にかけ続けた言葉。ゆるい試合をして負けたときには女子トイレまで追いかけて鉄拳をふるった、父でありコーチの栄勝さんと沙保里の信頼関係とその突然の別れ。

 娘が涙を流すたびに、幸代さんが母として「したこと」「しなかったこと」は何か。そしてその理由とは──。

 

負けても克つ子の育て方

 

 子育てが難しい、と言われる現代。打たれ強い子、くじけず目標に向かっていく子を理想としながら、つい甘やかしてしまう親が多い。子どもたちが「負け」や「失敗」を恐れて挑戦しなくなっている原因のほとんどは親にあるのです。

 そんな子どもたちや親たちを、吉田沙保里選手が「負け」から立ち上がってきた多くのエピソードと共に励ます、温かなメッセージに満ちた感動のノンフィクション。

 

 リオで吉田沙保里選手が金メダルを獲得していれば、別の形の出版物になっていたとしても、この内容の本は存在しなかったでしょう。でも、このような結果になったからこそ、「母と娘が乗り越えてきたモノ」がより心に響きます。負けても勝っても、大切なのは「そのあとどうするか」なのです

 

 

泣かないで、沙保里

     負けても克つ子の育て方

吉田幸代・著 

定価:本体1,300円+税

2017年3月28日発売 ISBN978-4-09-388534-8

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【著者プロフィール】吉田幸代(よしだ・ゆきよ)

1954年、三重県出身。中学から続けていたテニスで75年国体に出場。そこで出会ったレスリングの吉田栄勝氏と結婚。二男一女に恵まれる。夫とともに自宅に開いたレスリング教室「一志ジュニアレスリング教室」で子どもたちの指導にあたる。2014年、栄勝氏の急逝後も、変わらず家族と教室の子どもたちを支え続けている。

 

女子レスリング【吉田沙保里】選手の母が明かす、壮絶な家族の物語。『泣かないで、沙保里』